偏平足です。 足裏がだるくなりやすい偏平足の痛み についてお話ししていきますね。
目次
長時間立っていたり、歩いたり。どっと疲れてしまうのはなぜ?
体力不足のせいにしたり、、もしくは自律神経などの ストレスを疑って他の人とくらべて不安に感じる人も いるのでは?? もしかしたら、身体的な関節構造が崩れていることで、 足裏に余計な負荷がかかっているのかもしれません。 足が疲れやすい、長時間歩くと足指の付け根部分が痛い。
運動不足、あるいは肥満などで、起こりやすい不調があります。 足のアーチが崩れてしまうことで、症状が出やすいようです。 実際そのようなクライアントさんは多く感じます。
近年では世代を問わず、筋力の低下による不調が 目立つようになりました。
これは、現代の社会環境による運動不足で足の筋肉が 衰えがちなため。関節の構造を守るための筋肉が弱る ことで、偏平足や外反母趾に悩む人も多くなりました。 足先の冷たさ、乾燥。巻き爪も、足のアーチのような 構造が崩れた結果かもしれません。 足の関節の構造を支える 「足のアーチ」 とはどういったものでしょうか。
セルフ整体の基礎。まずは足裏のアーチを知ろう!
足裏アーチには3つの役割があります。なんでもそうですが、まずは知るところからはじまりますよね。
1.クッションの役割
人間は2足歩行をする動物ですね。では、人間が日常生活を するうえで、身体の姿勢を支えている足裏には、どれだけの 負荷がかかるものなのでしょうか?
地面に直接接触している足裏には、全体重、全衝撃が かかっています。直立した立ち姿勢を1としたとき、 歩行時で体重の1.2倍の負荷がかかるといわれています。 足裏の狭い面積を考えると、それだけでも十分重さが 乗っていますよね。 デスクワークの急増と、車などの運転が当たり前で 運動不足な現代ですが、実際、運動時には足裏に どれほどの衝撃が加わるものなのか 実は、走ったときは3倍、さらにジャンプすると6倍の 重さがかかっていきます。
この3倍、6倍の重さを支えられなくなったのが、偏平足を始め、 ひざや腰へと連動する身体全体。 足裏アーチでクッションの役割がちゃんと機能しないと、 身体は連動しますので、足のトラブルだけでなく、ひざや腰、 肩や首などへ悪影響を与えると整体では考えられます。
2.バネの役割
身体の全体重を支えるには、足裏は狭い面積です。 けれども、正常な足は、踵、小指、親指の3点でしっかりと 体重を受け止めています。親指から踵。踵から小指への 2本の縦のアーチと、小指から親指への横のアーチ。 歩くときに、踵から足の外側の小指、そして親指へ 向かい地面をける。縦横のアーチがバネのように動き、 一歩一歩踏み出す前進力。足のアーチには、人間の 2足歩行を支える構造が備えられているのです。
3.バランスをとる役割
足裏アーチが整っていると、姿勢が正しく安定します。 単に立っているだけ、なんとなしに歩くという動作をするだけでも、 足裏は転ばないようにバランスをとってくれます。 足のアーチが崩れることで、このバランスをとる本来の 役割がうまくいかず、身体は別の筋肉を使って姿勢を 保とうとします。
しかし、それだと、人間の構造には非効率な身体の使い方 になってしまいます。その結果、疲れやすさに拍車をかけて しまいます。
足裏アーチが崩れるとどうなるの?
人間の全体重を支えるのが足のアーチ この構造が崩れて起きることとして代表的なのが、偏平足。 これは、内側の縦のアーチが崩れています。 土踏まずがべったりと地面についてしまう状態です。
これでは、歩行時の衝撃をただしく吸収してくれません。 足の筋肉が過剰に使われようになるため、 疲れやすさ、むくみやすさが起こりやすくなります。 さらに、血液の循環にとって、足の大事な役割である ポンプ機能は、足裏アーチが崩れてしまうと、血液を 心臓に戻すポンプ機能が弱くなります。
そのため代謝が落ちる、冷えやすい、足首が太くなり やすいといった、美容によくない状態。ダイエットをして も結果が出づらいことが考えられますね。 骨や関節、爪、皮膚のトラブルで、痛みや歩きづらさを 持っていませんか?魚の目・タコ、外反母趾、内反小趾、 巻き爪、ハンマートゥ、浮き足など。足指の付け根部分 の角質が固くなっている人も要注意です。 指の下の横アーチが崩れて、前足部が広がる開帳足 かも知れません。ふとした拍子に痛みを誘発したりなど、 日常生活に余計な痛みを抱えている人も 少なくないのでは? 開帳足だと、スネの張りだけでなく、前ももの大腿四頭筋の 張った状態になりがちです。
かばうような身体の連動から、 反り腰になって、腰の痛さを抱えている人も多いようです。 身体の外側に重心がかかってしまうのは、外側の縦アーチ が崩れているせいかもしれません。実は、全身の歪みにつ ながり、スタイルが崩れてしまうのが、外側重心の恐ろしいところ! ひざや股関節、骨盤などにも負担がかかり、痛みを生じることもあります。 O脚、ヒップの垂れなど、下半身のスタイルが気になったら、 外側重心と、外側アーチの崩れを疑いましょう。
アーチ崩れをチェックしてみましょう!
足指のチェックから、靴下を脱いで、素足の状態で確か めてみてくださいね。
1.親指と小指の向きはまっすぐですか?
指先がまっすぐでなく、変な方向に曲がっていたり、 丸まったりしていませんか。 親指が内側を向いていたら外反母趾。 小指が内側を向いていたら内反小趾。 中指側に15度以上傾いているとその兆候があります。
2.足指でグーをつくれますか?
足指で床を掴むようにして、グーをつくってみましょう。 根元からきれいに入れ込めたら理想的です。 もし、うまく力が入らない、曲げられない指がある、力が入らない ということは、筋力の弱い状態なので、足のアーチは崩れている 可能性が高いです。
グーではなく、パーを作ってみた時、 足の指がそらないように足指を広げます。その時も、広げにくさは ありませんか?また、足の土踏まずを見た時カーブがあいまいだった ら、偏平足の兆候があります。
3.足指を反らして柔軟性を見てみましょう。
手を使って、足の指を1本ずつ反らして、感覚をチェックしてみ ましょう。痛さを感じませんか、また、逆に感覚の鈍さはありま せんか?
足指のストレッチで気持ちよさがあるといいのですが、 そうでなければ、足の柔軟性を取り戻す必要があります。
足のアーチを作るには
足のアーチには、 内側の縦のアーチ、外側の縦のアーチ、指の下の横 アーチの3ラインがあります。整体の前提として、すべて の構造には要らないものはなく、どれかひとつが崩れていくと、 全体に連動していくと考えています。
つまり、3つのアーチはセットで、 どこかのアーチが崩れると、他のアーチにも影響が出てしまうということです。 3つのアーチをバランスよくほぐし、柔軟性を取り戻しながら 改善するための体操をご紹介していきます。
まずは足をほぐすところから
足のアーチが崩れてしまうと、血流も悪くなり、 非常に疲れやすくなります。お仕事の後、1日の疲れが 足にドッとたまった感じがしますね特にほぐしていきたい のは、足の指から 1.足を伸ばして、床に座ります。 2.やりやすいほうからでいいですが、ここでは右足から 右足首を左足のひざ上にのせて、4の字をつくります。
左の手の指を乗せた右足の指にしっかりとからませてください。
3.左手で、足の指を回していきます。 足首ではなく、足の指を回していくことで、体重を支えるため踏ん張っていた指先が ほぐれていき、血流も良くなっていきます。 4.左右それぞれ、30セットを目安に行います。 これだけで、ふんわり軽くなった感じがします。 こまめにやることで、リラックスできて足指を柔軟にしていけます。 足の筋力トレーニング 足のアーチをチェックするとき、足でグーをキレイにつくれるかで、 筋力の状態を確かめることができます。
足をほぐして、血流を良くできたら、 いよいよ足裏の体操です。 1.足指をできるだけパーっと開きましょう。 2.足指をグーッと丸めます。 この繰り返しを30セットを目安に行います。 この体操を続けることで、普段意識していなかった 足裏の感覚が目覚めだします。3か月も気長に続けると、 地面に立つ感覚が変わっていくのを感じます。
まとめ
セルフ整体の真骨頂でもある、 「続けること」 これが何より大事で、やることで自分の 身体を自分でケアできる整体になります。 ぜひやってきくださいね(^^)]]>