痩せ菌?年中無休のダイエットレディにはときめく響くだわ。任せて。食べるわ。よくわかんないけど、納豆を食べれば、瘦せ菌が増えるんでしょ?
ちょっと待って下さい、まさこさん。むやみに食べて痩せるダイエットなんて、存在しませんよ。確かに、納豆は、優秀な健康食材です。だからこそ、正しく食べて、効果を発揮して欲しいのです。
今日は、そんな『納豆ABC』について、学んでみませんか
ABC!?・・、Gotcha!
(軽い・・・、大丈夫かな)
目次
痩せ菌を増やす納豆菌について
まさこさん、ご存じですか。納豆菌を正式に言うと、枯草菌
(こそうきん)というんですよ。
こそうきん?
そうです。藁や稲にくっついていて、身近に存在している菌のことです。
あ、藁人形みたいなのに、入っている納豆があるわね。あの納豆は、枯草菌で作られているってこと?
わ、わら人形?まぁ、そうですね。ゆでた大豆を藁に包むと、納豆菌が働いて、納豆になるんですよ。
へぇ、納豆って、簡単にできるのねぇ。やっぱり、菌ってすごいチカラがあるのね。ようし、その力を活かして、どんどん食べて、やせ菌を増やして、スリムになっちゃおうじゃないの!
チョーっと、待って下さい!
実は納豆そのものが、痩せ菌になるのではありません。痩せ菌のエサとなる水溶性食物繊維が、納豆に豊富にふくまれているのです。痩せ菌とは、痩せ型の人の腸内に多くみられる菌のことです。痩せ菌を、体内に発生させれば、健康的に痩せられることが可能になるのです。
「痩せ菌」などというと、ニックネームのようですが、実は、「短鎖脂肪酸」と言う、れっきとした名称があります。
腸内細菌にはざっくりいうと、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の三種類があります。
◇善玉菌・・消化吸収を補助し、免疫力をあげてくれる。ビタミンの合成もつかさどる。代表的なものとして、ビフィダス菌や乳酸菌があげられる。
◇悪玉菌・・腸内に毒素を発生させる。発がん性物質も生成する。体に悪い影響をもたらすといわれる。ブドウ球菌や大腸菌など、有毒性なもの
◇日和見菌・・体の調子によって、影響が出る。健康なときは、無害であるが、不調なときに腸内で悪さをする。バクロテロイデスや無毒株の大腸菌などのこと。
「短鎖脂肪酸」は善玉菌、日和見菌から作り出されます。短鎖脂肪酸は、脂肪を燃焼させ、食欲増進をおさえてくれます。つまり、納豆は、痩せ菌のエサになると考えると、分かりやすいですね。
納豆を食べると、痩せるの?
納豆を食べると、短鎖脂肪酸が増えるのね?
増えます。痩せ菌は、水溶性食物繊維をエサにしています。ですから痩せ菌を増やすには、水溶性食物繊維を摂取することがおすすめです。
食物繊維を多く含む代表格として大麦。昆布、わかめ、もずくなどの海藻、また、おくら、納豆などの、ねばねば食品などがあげられます。
納豆を食べると、痩せ菌が増える?
納豆は、毎日食べたほうがいいの? 痩せ菌を増やすには何パックくらい食べるといいの?
そうですね。1パックから2パックでしょうね。納豆は、主菜に分類されるので、あまり食べると、副菜を食べられなくなってしまいます。お豆腐や豆乳などの大豆食品を日常的に取っている方は多いでしょう。納豆ばかり摂ると、食事全体のバランスが崩れてしまいますからね。
食べる際気をつけること・・・ワーファリンを服用している人は、納豆を取るのは主治医に相談して下さい。納豆には、ビタミンKが含まれています。ビタミンKは、血液を固める作用があります。ワーファリンは、血液をサラサラにするお薬ですので、納豆の摂取で、効目が弱まるリスクがあります。
納豆はダイエットを期待できる
納豆は、日本人のみならず、世界中から注目を浴びているスーパーフード。ダイエット効果の高さでも注目を浴びています。なぜ、納豆のダイエット食材と呼ばれているのか、考えてみます。
1.痩せる食材は、低カロリーです。確かに納豆は低カロリー。(粒納豆は一パック約80カロリー。)ですが、カロリーがカットされているから痩せるわけではありません。納豆は、糖質がとても少ないのです。糖質が低いと、インスリンの分泌を防いでくれます。インスリンは糖を中性脂肪に変える働きもあるので、低糖質のものは、ダイエットに欠かせない食材になるのです。
2.納豆の原料は大豆です。大豆のたんぱく質には、エネルギーを消費して脂肪を燃焼する働きがあります。
3.「大豆イソフラボン」という名称を聞いたことありませんか。女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをするのがイソフラボンです。イソフラボンは、脂肪蓄積を抑えてくれると言われています。
4.納豆は腸内環境を整えてくれます。悪玉菌を減らし、善玉菌をふやします。スムーズなお通じが期待できるので、ダイエットの一環には欠かせません。
痩せ菌が増える納豆レシピ
納豆を毎日食べるとなると、飽きてしまいそう。
簡単なアレンジをお教えしましょうか?
あら、作ってくれるの?
教えるだけです!ご自分でおつくり下さい!
納豆+アボカドで瘦せ菌に弾みがつく!
アボカドは、納豆と一緒に食べると相乗効果で腸を元気にしてくれますよ。
それに、アボカドの不飽和脂肪酸は、体内にたまる余分な脂肪を排出してくれます。
納豆+めかぶで痩せ菌も喜ぶ免疫デトックス
めかぶは「フコダイン」と「アルギン酸」と言う栄養素を持っています。
フコダインは、免疫をあげると期待されています。僕は、このねばねばコラボを毎日、食べるようになって、
風邪をひきにくくなりました.
アルギン酸は、めかぶのぬめる成分なのですが、デトックス効果もあるといわれています。
納豆+キムチで瘦せ菌増量レシピ
人気食材のコラボですね。ごはんにも、おつまみにも。全天候型一押しです。
キムチは発酵食品で「乳酸菌」という成分を含みます。
「納豆菌」は「乳酸菌」を増やしてくれます。腸内環境が整うので、「腸活」レシピといえます。
⑤納豆以外にも、注目したい痩せ菌食材は?
納豆が優秀なのはわかったわ。他に痩せ菌を持つ食べ物って、どんなものがあるの?
ヨーグルトがいいと思います。みなさんがよく耳にされるビフィダス菌は脂肪の蓄積を抑えてくれます。また、ガセリ菌は、内臓脂肪を体内に増やさないように働いてくれます。ヨーグルトは、そのまま食べてもおいしいですし、フルーツを入れたり、シリアルにかけたり、料理の隠し味に使ったり、アレンジがしやすいので、続けやすいのも魅力ですね。
ふむふむ、ナイスな提案ね
食物繊維豊富な点からキノコもすすめたいですね。きのこは、冷凍保存ができますし、お味噌汁にいれたり、ごはんに入れたり料理の幅も広がりますよ。
キノコは、おかずのボリュームアップにもなるし、使えるわね!
いかがでしょう、水溶性食物繊維と痩せ菌の関係をご理解いただけましたでしょうか?このあたりで、まとめてみますね。